皆様もご存知の通り、日本への外国人観光客数は増え続けておりますが、タイ人観光客も例外ではありません。皆様の周りでも最近日本に行ってきた、またはこれから行く予定、というタイ人の方は増えているのではと思います。

2017年度のタイ人訪日客数は、100万人突破まであと少し、というところでした。

今年(2018年)は以下の通り、LCCを中心に日―タイ間で航空便の就航・増便が予定されており、日本へのアクセシビリティが更に向上するため、タイ人訪日客数はより増加すると見込まれています。

 

  • タイ・エアアジアXが4月にバンコク―札幌直行便を再就航することを発表
  • タイ国際航空がバンコク―成田とバンコク―中部セントレアの増便を発表
  • LCCノックスクート・エアラインズが第2四半期(4~6月)にバンコク―成田線、同タイ・ライオン・エア(TLA)も早期に成田、福岡路線の開設を目指すと発表

それに伴いタイ人訪日客向けサービスの充実やコンテンツのタイ語化など、様々な対応を検討される企業様等が増えると思いますが、実際タイの人々は訪日旅行に対してどのような期待や思いを持っているのでしょうか。タイ人の訪日観光に関する意識について調べました。

情報収集に役立つ資料

Asia Interaction Supports社発行のレポート

Asia Interaction Supports社は、愛知県名古屋市を本拠とし、インバウンドサポート事業等をされています。同社は訪日観光客に関する独自調査もされており、今回は「訪日タイ人の人気観光地ランキング2018」から内容を引用しお伝えします。

調査概要

本調査は以下内容で実施されました。

 

期間: 2017年11月10日~2017年12月10日

回答者数: 2,810人

調査対象者: タイ人

方法: インターネット調査

 

調査結果

それでは、実際の調査結果の一部をご紹介いたします。

行きたい観光スポットランキングトップ20(複数回答可)

一位はやはり富士山です。

白川郷はUSJを上回る2位にランクインしました。特に冬の季節の雪が積もった景観はタイ人の間でもSNS等で多く投稿されており、人気を集めているようです。

上位20位にはテーマパークや東京タワーなど都市の観光スポットもランクインしていますが、それよりも自然景観や日本らしさを楽しめるスポットが多くランクインしています。

投票した観光地に行きたい理由

タイには四季がないため、日本で四季の移ろいによって姿を変える自然景観を楽しみたいという人が多いのだと思われます。また写真を撮りたいと多くの人が回答しており、記録するだけでなく、InstagramやFacebook等のSNSにアップしたいという人も多く居ることでしょう。

行きたい観光地へのアクセスが不便な場合どうするか

異国の地でアクセスが不便な場所に行くのはハードルが高いことと思われがちですが、意外にも7割以上のタイ人は「自分達でなんとか行く」ことを選び、アクセスの不便さ自体は大きなハードルにはならないと考えられます。アクセス方法さえしっかりと(出来ればタイ語で、最低でも英語で)提供すれば、例え少々アクセスしづらくても行こうとしてくれるのではないでしょうか。

買い物で期待するもの

お菓子やその他食料品は、大多数の回答者が期待すると答えており、化粧品やサプリメントなどの美容系アイテムも人気です。100円ショップの知名度が高いこともうかがえます。タイではほとんど見かけないガチャポンも人気ですね。

さいごに

タイ人の訪日観光に関する意識調査について一部ですがご紹介させて頂きました。本レポートには他にも興味深い内容があるので、ぜひご覧ください。

弊社ではタイ市場向けのデジタルマーケティングのお手伝いをさせて頂いております。お困りごとがございましたらぜひ弊社までお気軽にご相談ください。