タイ人向けFacebook運用。最も効果的な運用方法とは?

SNS運用、主にタイで最も利用されているFacebookを活用したFacebook運用。Facebook上で製品やサービス、ビジネスなどを訴求し、認知の獲得や潜在顧客とのコミュニケーションを図り、お問い合わせに繋げていくマーケティング手法です。

「タイ人をターゲットにしたマーケティング施策を検討している」
「タイ人に確実にアプローチをしていきたい」

でも効果的な方法がわからない。そんなお悩みありませんか?
タイの人口約7,000万人のうち5,100万人が利用しているFacebook。
タイでは多くのB2C及びB2B企業が自社の製品サービスの認知度の向上やユーザーへの情報発信、売上アップ、お問い合わせ獲得など、様々な用途で活用しています。今回はタイ人向けマーケティングに最も効果的なFacebook運用方法をご紹介します。

効果的なFacebook運用とは?

Facebook利用率が低い日本と比べ、タイのFacebookはB2B・B2C企業で活用されています。
B2B企業の製品やサービスであればタイ人の嗜好に合う、ユーモアやエモーショナルな要素を含むコンテンツで、サービスや製品への興味喚起をします。
B2C製品であれば、販促プロモーションやキャンペーンでユーザーとのエンゲージメントを図る手法が一般的です。
タイ人ターゲットに向けてFacebook運用を行う場合、自社製品やサービスを「だれ」に対してアプローチしたいのか、チーム内でその人物像が共有できるくらい明確にします。
そのターゲットとなる人物像に向けたコンテンツの作成や運用が重要なポイントになります。自社のファンにしたいターゲットと実際にファンになってくれる人、投稿に反応してくれた人が異なっていると、求めている結果には繋がりません。
「だれ」に向けて情報を配信したいのか、「だれ」に向けた投稿なのか、一貫性を持たせます。
また、タイは日本と異なり、口承文化の歴史であるため、活字を読むことが苦手です。
活字よりビジュアルの方が認知や理解が深まるのです。
さらに、製品やサービスの性能や仕様を訴求するよりも、実際にそれらを利用したユーザーの感情や感想を訴求する方がタイ人の購入意欲をそそります。
このようにタイ人の特性を理解し、以下のようなポイントを把握しておくことで効果的なFacebook運用が期待できます。

1.ページ作成の目的・KPIを決める

まずFacebook運用を検討に当たって、当たり前ですがその「目的」と「目標とする具体的な数値」を明確にしていくことが大事です。ただ単に「タイでは効果が期待できそうだから」といった理由で開始してしまうと、運用を続けていくにつれて「なんのためにやっているんだっけ?」と後々分からなくなることがあるためです。

Facebook運用の目的例:

  • ブランド認知向上、集客、ファン育成、サイトへの流入数向上、お問い合わせ数向上、売り上げ向上、採用など

Facebook運用のKPI例:

  • ページフォロワー数

  • エンゲージメント率(いいね数、シェア数、コメント数)
  • リンククリック数
  • リーチ数/インプレッション数

2.投稿の頻度・トーン&マナーに一貫性を持たせる

Facebook運用では「投稿の頻度」と「トーン&マナー」の一貫性が重要です。投稿頻度が不安定だとユーザーからの興味が薄れてしまい、設定されるKPIを得られることが難しくなる場合があります。また、ページのトーン&マナーをターゲットに合わせて設定することで、投稿の語り口調やデザインの雰囲気からターゲットユーザーからより共感を得られブランドの理解や認知向上に繋がります。例えば、ターゲットが製造業向けのB2B企業である場合、投稿デザインやコンテンツには信頼感や正確性などに配慮したり、ターゲットが若者層であれば、絵文字の配置、親しみやすい言葉遣いやデザインでアプローチしながらエンゲージメントを図ります。
以前、弊社でも以下のような事例がありました。
弊社が実際に運用を担当していた学生ターゲットのB2C企業のFacebook運用では、一貫して絵文字を入れたコンテンツを作成していましたが、クライアント様の強いご要望で絵文字を一時期無しにすることになりました。その日本人経営者様にとってはコンテンツに絵文字が入ることに違和感がおありだったのです。
一見さほど変わらない変更だと思われますが、絵文字付き投稿の実施月と絵文字なし投稿の実施月とでは設定目標へのパフォーマンスが大きく違いました。その分析結果をご報告すると、「すぐに絵文字ありに戻してください」とクライアント様からリクエストがあり、再び当初設定されたものに戻し、多少時間はかかりましたがパフォーマンスを元に戻すことができました。
投稿ではFacebook運用の目的や企業のブランドイメージをもとにしたトーン&マナーを設定したら、それを崩さないよう心がけることが必要です。

3.投稿と効果測定を実施する

Facebook運用は、投稿と効果測定を行いながらPDCAを回していきます。設定した目的に沿った投稿が企画・制作できているかどうか、その投稿は設定したKPIを達成できているかどうかを常に検証し、より成果の出るよう改善を継続させます。短い期間での効果測定よりも最低6ヵ月以上のデータをもとに効果測定ができることが望ましいです。
弊社クライアント様の事例でも、運用開始後5ヵ月間の結果が比較的良く同様な形式で運用していたのですが、6ヵ月目以降の結果がそれまでと比べて悪化したことがありました。
データ数が多ければ多いほど結果分析、どの部分がボトルネックになっているのかといった仮説が立てられ、より効果的な成果を生み出すためのアクションに改善していくことが可能になります。

4.Facebook運用の継続性

ユーザーに自社の情報を配信していく顧客接点となる媒体では継続性が非常に重要になります。日々多くの情報が流れるソーシャルメディアでは、最新の情報やトレンドが求められますので、投稿の更新が滞ると、企業のイメージが悪くなってしまう可能性が出てきてしまいます。自社のファンになってくれたユーザー、投稿に反応してくれたユーザー、そのユーザーとのコミュニケーションを図るために積極的にリマインドを含めて配信していくには一定の時間が必要です。企業の配信した投稿は蓄積され、自社の資産になりますし、ブランドの信頼やユーザーの共感を獲得するためには、継続することが大切です。

5.Facebookのアルゴリズムを理解する

Facebookのアルゴリズム(投稿の表示順位を決定するための仕組み)は日々アップデートされています。そのため、Facebookの仕組みをしっかりと理解しておき、常に最新の機能やメカニズムなどを把握しておくことがFacebook運用を成功させるためには必要になってきます。
2021年1月、Facebookはアルゴリズムに関する新しい詳細を発表しました


(出典:Facebook

簡単に解説すると、

  1. まず、Facebookはユーザーのネットワーク(別名「インベントリ」)で利用可能なすべての投稿を取得し、投稿の種類、最新性など、事前に決定された順位付けに従ってそれらの投稿に評価を付けます。

  2. 次に、ユーザーの過去の行動に基づいて、ユーザーが関与する可能性が低い投稿を破棄します。また、ユーザーが見たくないであろうコンテンツ(オンライン広告などにおいて、ユーザーの興味をひいてクリックさせるため意図的にページの内容とは関連性の乏しい記事タイトルを掲げる手法のクリック誘導、誤った情報、またはユーザーが気に入らないと示したコンテンツ)を降格します。

  3. さらに、残りの投稿に対して「より強力なネットワーク」を実行して、独自の方法でそれらを評価していきます。(例:ユーザーAはシステム系ソリューションの動画を視聴する可能性が20%ですが、家族の子犬の写真の投稿に反応する可能性は95%といった価値の高い順にランク付け)

  4. そして最後に、ユーザーが興味深いさまざまな投稿を閲覧できるように、Facebook内で表示させるメディアの種類とソースの優れた断面を配置します。

つまり、ユーザー自身の興味関心を第一優先にFacebookは表示させる投稿を順位づけているということです。Facebookは数えきれないほどの項目を評価しており、ときにはユーザーのインターネット環境の速度までが関与していると言われています。Facebookが投稿を上位に表示させるアルゴリズムは、日々アップデートされています。一方でFacebookが一貫して最も重要だと公言しているのが4つが以下です

関係性:ユーザーが頻繁に反応を示す(メッセージを送ったり、フォローしたり、タグをしたり)のはユーザー、ビジネス、ニュースページ、のどれか。

コンテンツの種類:コンテンツの種類には動画コンテンツ、画像コンテンツ、リンクなどありますが、ユーザーはどのタイプの媒体を最も好んでいるか。

人気度:投稿を見たユーザーはどのような反応(シェア、コメント、リアクション)を示すか

鮮度:新しい投稿は上位に表示されるため、投稿が定期的に更新されているかどうか。

このようにFacebookはユーザーの視点を第一に考え、最もユーザーが欲しいと思う情報を与え続けることに注力を続けています。

Facebook広告の重要性

Facebookのアルゴリズムを説明しましたが、オーガニック投稿(広告を使用しない自然リーチ)でも有料投稿でもFacebookのアルゴリズムを理解した運用を心がける必要があります。
ここで、なぜ広告費を使った有料投稿が効果的なのか解説していきます。B2B・B2C企業のFacebook運用の目的として設定されることが多いのが「自社ブランド・製品の認知向上」「見込み顧客の獲得」ですが、広告を使用せずターゲットに到達させるのは非常に困難です。
それには理由があります。
今ではビジネスとして使用されることが当たり前になったFacebookですが、Facebookの創設者であるマーク・ザッカーバーグが2004年にFacebookを立ち上げた理由は、家族や友人同士のネットワークをオンライン上で繋げるためでした。そのポリシーは今でも変わっておらず、人と人との繋がりを強化させることをミッションとしているFacebook社はタイムラインに友人の投稿をまず第一に表示させることを徹底して優先しているからです。そのため、ビジネスページから配信される宣伝的な投稿は友達の投稿よりは優先度が低く、タイムラインに表示されるのは5%程度と言われています。1万人のフォロワーがいるページはそのうちたったの500人程度にしか見られないということです。さらに、投稿に対する平均エンゲージメント率(いいね、コメント、シェア、などの反応)は2020年のデータで0.25%でした。1万人のフォロワーがいる場合、25人程度のみしか投稿に対してエンゲージメントを示さないということです。またさらに、フォロワー数が10万人を超える場合、その数は0.08%とさらに低い結果になっています。これはFacebook社がユーザー体験を第一に考え作られたアリゴリズムなのです。では、どうしたらユーザーのタイムラインにビジネスページの投稿を表示できるのでしょうか?

その方法は、広告です。

Facebookに広告料を支払う事で到達したいユーザーのタイムラインに自社の投稿が表示されます。Facebookの広告は細かいセグメントができますので、自社のサービスを知ってもらいたい見込み顧客へのアプローチが可能になります。自社のサービスや製品の投稿をただアップしているだけのFacebookページは、SEO対策を行っていないウェブサイトや制作した宣伝ポスターを職場に放置している状態と同じです。広告を打たない場合でも月々に発生するFacebook運用コストは発生しますので、その費用対効果を考えると広告運用が必須といえます。

まとめ

タイで最も利用率の高いFacebookを活用するFacebook運用とは、Facebook上で製品やサービス、ビジネスなどを宣伝し、ブランド認知やユーザーとのコミュニケーション活性化を図り、お問い合わせに繋げていくマーケティング手法です。今回は効果的な運用方法として大きく以下5つのポイントをご紹介しました。

  1. Facebookページの目的・KPIを設定する
  2. 投稿の頻度・トーン&マナーに一貫性を持たせる
  3. 投稿と効果測定を実施する
  4. Facebook運用の継続性
  5. Facebookのアルゴリズムを理解する

また、ターゲットユーザーに自社の情報を到達させるためにはFacebook広告も大切だということも理解していただいたかとと思います。
Facebookのアルゴリズム(投稿の表示順位を決定するための仕組み)は日々アップデートされています。そのため、Facebookの仕組みをしっかりと理解し、常に最新の機能やメカニズムなどを把握しておくことがFacebook運用を成功させるためには必要になってきます。弊社では、ヒヤリングをさせていただいた上で、訴求したい製品やサービスをきちんと理解し、プラニングからコンテンツ企画・提案、コンテンツ制作、実行、効果測定といったPDCAを回しながらビジネス成果に繋げていきます。Facebook運用を始めたいが何から始めていいかわからない、自社での運用に限界を感じているといったお悩みをお持ちの方、まずはお気軽にご相談ください!

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