タイのデジタル広告の現状 2019年

タイのデジタル広告の現状と活用状況をお伝えします。

前回、2012から2017年において、タイではマーケティングのデジタルシフトが加速しているという記事をブログでお伝えしましたが、2018年と2019年上半期においてどのような変化があり、どのように加速しているか見ていきたいと思います。

今後のタイでのマーケティング計画にお役立て頂ければ幸いです。
 

タイのデジタル広告費の推移(~2019年)

出典Digital Advertising Association (Thailand) /  DAAT
 

タイのデジタル広告費は、2017年から2018年にかけて36%増加し、年末までに合計170億バーツに達しました。日本円にすると510億円(1THB = 3円 で計算)です。2018年の日本のデジタル広告費は1兆7,589億円(前年比116.5%)なので(電通:日本の広告費|媒体別広告費より引用)、比較するとタイのデジタル広告市場は、日本にはまだまだ及びませんが、数年間で急激な成長を続けていることがわかります。

2018年から現在2019年は19%の増加傾向を示していますが、2018年末よりも低いペースで年末を迎えると予測されています。(36%対19%)。また、2019年のデジタル支出総額は200億バーツを超えると予測されています。

次に、タイのトラディショナルな広告の代表であるマス4媒体(TV、新聞、雑誌、ラジオ)の広告費2018年から現在2019年の推移を媒体別で見てみましょう。

 

タイのマス4媒体広告費媒体別の推移


 

2018年と2019年を比較すると、デジタルTV以外の媒体の広告費は減少しているのがわかります。これはデジタル媒体がますます消費者の生活に身近になり、デジタル媒体の広告費が増加していると考えられます。

次に、タイでどのような業種がデジタル広告費の支出をしているのか、2017年からどのような変化があったか見ていきましょう。2017年で最も大きかった業種はAIS, dtac, True等の通信会社でした。
 

タイの業種別デジタル広告費 (2017年)


出典:Digital Advertising Association (Thailand) /  DAAT
 

タイの業種別デジタル広告費 (2018年)


出典:Digital Advertising Association (Thailand) /  DAAT
 

2017年ではトップであった通信会社は2018年から18%大幅に減少し、自動車業界が全体の13%を占めるという結果になっています。
 

タイの業種別デジタル広告費 (2019年)


出典:Digital Advertising Association (Thailand) /  DAAT
 

2018年は自動車業界が最大のデジタル広告費支出者であり、それに続き通信会社およびスキンケアでしたが、タイでは次世代通信規格「5G」の導入がまだ見込まれていないため、2019年はスキンケアがさらに通信会社を追い抜くと予測されています。

それらの企業がどのようなデジタル広告を実施しているのか見てみましょう。
 

タイのメディア別デジタル広告費 (2019年)


出典:Digital Advertising Association (Thailand) /  DAAT
 

すべてのメディアの中で、Facebookが最も支出が高く、次にYouTube、クリエイティブ、ディスプレイが続きます。クリエイティブとディスプレイ、主に動画関連形式のものが2019年末までに最大の伸びを示すと予測されています。
 

さいごに

弊社ではタイ市場向けのデジタルマーケティングのお手伝いをさせて頂いております。お困りごとがございましたら、ぜひ弊社までお気軽にご相談ください。