5年間の伸び率は約340%!タイのデジタル広告費

タイのデジタル広告市場の規模や活用状況をお伝えします。

タイにおいて、近年はBtoC企業だけでなくBtoB企業でも、マーケティングのデジタルシフトが加速していると感じられている方は多いと思いますが、実際にどの程度の規模やスピードで進んでいるのでしょうか。
今回は、マーケティングの中の「広告」にフォーカスをして、イメージがしやすいように日本の状況と比較をしながら、タイの傾向を見てみます。

ぜひ、今後のタイでのマーケティング計画にお役立て頂ければ幸いです。

 

タイのデジタル広告費の推移
(~2017年)

出典:Digital Advertising Association (Thailand) /  DAAT

 

2017年のタイのデジタル広告費は、2012年と比較すると約340%増の121億9,500万THBで、日本円にすると366億円ほど(1THB = 3円 で計算)です。
2017年の日本のデジタル広告費は1兆5,094億円(2012年比約70%増)なので、比較するとタイのデジタル広告市場は、規模こそは小さいですが、数年間で急激な成長を続けていることがわかります。

 

日本のデジタル広告費の推移
(~2017年)

 

次に、トラディショナルな広告の代表であるマス4媒体(TV、新聞、雑誌、ラジオ)の広告費の推移を見てみます。
まずはタイです。

 

タイのマス4媒体広告費推移

2017年のタイのマス4媒体(TV、新聞、雑誌、ラジオ)の広告費は799億THBで、2012年と比べると約15%減少しました。
こうしてデジタル広告とトラディショナルな広告の推移を比較すると、確かにタイではデジタルシフトが起こっているのがわかります。

日本の状況はどうでしょうか。

 

日本のマス4媒体広告費推移

2012年~2017年の5年間で、日本のマス4媒体(TV、新聞、雑誌、ラジオ)の広告費は、横ばい状態です。日本では、トラディショナル広告の規模は変わらず、デジタル広告の規模が拡大したということになります。

上記から、「トラディショナル広告からデジタル広告へ」という流れは、日本と比較すると、タイでは顕著なトレンドとなっていることがわかります。

次に、タイではどのような業種がデジタル広告へ積極的な投資を行っているか見てみます。

 

タイの業種別デジタル広告費

出典:Digital Advertising Association (Thailand) /  DAAT

 

最も多くの金額をデジタル広告に投下しているのは、AIS、Dtac、Trueなどの通信会社になります。スマホを介したサービスも多いため、ターゲットへの到達戦略に基づいた結果だと考えられます。
続いて自動車関連。それからスキンケア、飲料、日用品、化粧品と続きます。こう見ると、特に若者層ターゲット業界に限らず、総じてデジタル広告を活用していることがわかります。

では、それらの企業がどのような形でデジタル広告を実施しているのでしょうか。
こちらはメディア別のデジタル広告費です。

 

タイのメディア別デジタル広告費

出典:Digital Advertising Association (Thailand) /  DAAT

 

圧倒的に多いのがFacebook、そしてYouTubeと続きます。タイのLINEユーザー数は日本に次いで多いですが、LINEでの広告活用は限定的と言えます。 
 

さいごに

このように在タイ企業のデジタル広告の利用が急速に広がっているのは、以前のブログでもご紹介した、タイ人のインターネット利用状況やスマホの普及により、成果が上がりやすいためだと考えられます。
 
弊社ではタイ市場向けのデジタルマーケティングのお手伝いをさせて頂いております。お困りごとがございましたら、ぜひ弊社までお気軽にご相談ください。